A         A         A         A

025 哀歌 - Lamentations

聖書 - 口語訳 - (JCO)
 <  1 2 3 4 5

* ----------------------------------------

哀歌 第1章  <  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22

1:1 ああ、むかしは、 民の満ちみちていたこの都、 国々の民のうちで大いなる者であったこの町、 今は寂しいさまで座し、やもめのようになった。 もろもろの町のうちで女王であった者、 今は奴隷となった。
1:2 これは夜もすがらいたく泣き悲しみ、 そのほおには涙が流れている。 そのすべての愛する者のうちには、 これを慰める者はひとりもなく、 そのすべての友はこれにそむいて、その敵となった。
1:3 ユダは悩みのゆえに、 また激しい苦役のゆえに、のがれて行って、 もろもろの国民のうちに住んでいるが、安息を得ず、 これを追う者がみな追いついてみると、 悩みのうちにあった。
1:4 シオンの道は祭に上ってくる者のないために悲しみ、 その門はことごとく荒れ、 その祭司たちは嘆き、 そのおとめたちは引かれて行き、 シオンはみずからいたく苦しむ。
1:5 そのあだはかしらとなり、その敵は栄えている。 そのとがが多いので、 主がこれを悩まされたからである。 その幼な子たちは捕われて、あだの前に行った。
 < 
1:6 シオンの娘の栄華はことごとく彼女を離れ去り、 その君たちは牧草を得ない、しかのようになり、 自分を追う者の前に力なく逃げ去った。
1:7 エルサレムはその悩みと苦しみの日に、 昔から持っていたもろもろの宝を思い出す。 その民があだの手に陥り、 だれもこれを助ける者のない時、 あだはこれを見て、その滅びをあざ笑った。
1:8 エルサレムは、はなはだしく罪を犯したので、 汚れたものとなった。 これを尊んだ者も皆その裸を見たので、 これを卑しめる。 これもまたみずから嘆き、顔をそむける。
1:9 その汚れはその衣のすそにあり、 これはその終りを思わなかった。 それゆえ、これは驚くばかりに落ちぶれ、 これを慰める者はひとりもない。 「主よ、わが悩みを顧みてください、 敵は勝ち誇っていますから」。
1:10 敵は手を伸べて、その財宝をことごとく奪った。 あなたがさきに異邦人らはあなたの公会に、 はいってはならないと命じられたのに、 彼らがその聖所にはいるのをシオンは見た。
 < 
1:11 その民はみな嘆いて食物を求め、 その命をささえるために、財宝を食物にかえた。 「主よ、みそなわして、 わたしの卑しめられるのを顧みてください」。
1:12 「すべて道行く人よ、 あなたがたはなんとも思わないのか。 主がその激しい怒りの日にわたしを悩まして、 わたしにくだされた苦しみのような苦しみが、 また世にあるだろうか、尋ねて見よ。
1:13 主は上から火を送り、 それをわが骨にくだし、 網を張ってわが足を捕え、 わたしを引き返させ、 ひねもす心わびしく、かつ病み衰えさせられた。
1:14 わたしのとがは、つかねられて、 一つのくびきとせられ、 主のみ手により固く締められて、 わたしの首におかれ、 わたしの力を衰えさせられた。 主はわたしを、立ちむかい得ざる者の手に渡された。
1:15 主はわたしのうちにあるすべての勇士を無視し、 聖会を召集して、わたしを攻め、 わが若き人々を打ち滅ぼされた。 主は酒ぶねを踏むように、 ユダの娘なるおとめを踏みつけられた。
 < 
1:16 このために、わたしは泣き悲しみ、 わたしの目は涙であふれる。 わたしを慰める者、わたしを勇気づける者が わたしから遠く離れたからである。 わが子らは敵が勝ったために、 わびしい者となった」。
1:17 シオンは手を伸ばしても、 これを慰める者はひとりもない。 ヤコブについては、主は命じて、 その周囲の者を、これがあだとせられた。 エルサレムは彼らの中にあって、 汚れた物のようになった。
1:18 「主は正しい、 わたしは、み言葉にそむいた。 すべての民よ、聞け、 わが苦しみを顧みよ。 わがおとめらも、わが若人らも捕われて行った。
1:19 わたしはわが愛する者を呼んだが、 彼らはわたしを欺いた。 わが祭司および長老たちは、その命をささえようと、 食物を求めている間に、町のうちで息絶えた。
1:20 主よ、顧みてください、 わたしは悩み、わがはらわたはわきかえり、 わが心臓はわたしの内に転倒しています。 わたしは、はなはだしくそむいたからです。 外にはつるぎがあって、わが子を奪い、 家の内には死のようなものがある。
 < 
1:21 わたしがどんなに嘆くかを聞いてください。 わたしを慰める者はひとりもなく、 敵はみなわたしの悩みを聞いて、 あなたがこれをなされたのを喜んだ。 あなたがさきに告げ知らせたその日をきたらせ、 彼らをも、わたしのようにしてください。
1:22 彼らの悪をことごとくあなたの前にあらわし、 さきにわがもろもろのとがのために、 わたしに行われたように、彼らにも行ってください。 わが嘆きは多く、 わが心は弱りはてているからです」。

* ----------------------------------------

哀歌 第2章  <  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22

2:1 ああ、主は怒りを起し、 黒雲をもってシオンの娘をおおわれた。 主はイスラエルの栄光を天から地に投げ落し、 その怒りの日に、 おのれの足台を心にとめられなかった。
2:2 主はヤコブのすべてのすまいを 滅ぼして、あわれまず、 その怒りによって、ユダの娘のとりでをこわし、 これを地に倒して、 その国とそのつかさたちをはずかしめられた。
2:3 主は激しい怒りをもって、 イスラエルのすべての力を断ち、 敵の前で、おのれの右の手を引きもどし、 周囲を焼きつくす燃える火のように、 ヤコブを焼かれた。
2:4 主は敵のように弓を張り、 あだのように右の手を伸べて立ち、 シオンの娘の天幕におるわれわれの目に誇る者を、 ことごとく殺し、 火のようにその怒りを注がれた。
2:5 主は敵のようになって、イスラエルを滅ぼし、 そのすべての宮殿を滅ぼし、そのとりでをこわし、 ユダの娘の上に憂いと悲しみとを増し加えられた。
 < 
2:6 主は園の小屋のようにおのれの幕屋を倒し、 その祭の場所をこわされた。 主は祭と安息日とをシオンに忘れさせ、 激しい怒りによって、王と祭司とを捨てられた。
2:7 主はその祭壇を忌み、その聖所をきらって、 もろもろの宮殿の石がきを敵の手に渡された。 彼らは祭の日のように、主の宮で声をあげた。
2:8 主はシオンの娘の城壁を破壊しようと 思い定めて、なわを張り、 打ちこわして、その手をひかず、 城壁と石がきとを悲しませられた。 これらは共に衰える。
2:9 その門は地にうずもれ、 主はその貫の木をこわし砕かれた。 その王と君たちはもろもろの国民の中におり、 もはや律法はなく、 またその預言者は主から幻を得ない。
2:10 シオンの娘の長老たちは地に座して黙し、 頭にちりをかぶり、身に荒布をまとった。 エルサレムのおとめたちはこうべを地にたれた。
 < 
2:11 わが目は涙のためにつぶれ、 わがはらわたはわきかえり、 わが肝はわが民の娘の滅びのために、 地に注ぎ出される。 幼な子や乳のみ子が町のちまたに 息も絶えようとしているからである。
2:12 彼らが、傷ついた者のように町のちまたで 息も絶えようとするとき、 その母のふところにその命を注ぎ出そうとするとき、 母にむかって、「パンとぶどう酒とは どこにありますか」と叫ぶ。
2:13 エルサレムの娘よ、わたしは何をあなたに言い、 何にあなたを比べることができようか。 シオンの娘なるおとめよ、 わたしは何をもってあなたになぞらえて、 あなたを慰めることができようか。 あなたの破れは海のように大きい、 だれがあなたをいやすことができようか。
2:14 あなたの預言者たちはあなたのために 人を欺く偽りの幻を見た。 彼らはあなたの不義をあらわして 捕われを免れさせようとはせず、 あなたのために人を迷わす偽りの託宣を見た。
2:15 すべて道行く人は、あなたにむかって手を打ち、 エルサレムの娘にむかって、あざ笑い、 かつ頭を振って言う、 「麗しさのきわみ、全地の喜びと となえられた町はこれなのか」と。
 < 
2:16 あなたのもろもろの敵は、あなたをののしり、 あざ笑い、歯がみして言う、 「われわれはこれを滅ぼした、 ああ、これはわれわれが望んだ日だ、 今われわれはこれにあい、これを見た」と。
2:17 主はその計画されたことを行い、 警告されたことをなし遂げ、 いにしえから命じておかれたように、 滅ぼして、あわれむことをせず、 あなたについて敵を喜ばせ、 あなたのあだの力を高められた。
2:18 シオンの娘よ、声高らかに主に呼ばわれ、 夜も昼も川のように涙を流せ。 みずから安んじることをせず、 あなたのひとみを休ませるな。
2:19 夜、初更に起きて叫べ。 主の前にあなたの心を水のように注ぎ出せ。 町のかどで、飢えて 息も絶えようとする幼な子の命のために、 主にむかって両手をあげよ。
2:20 主よ、みそなわして、顧みてください。 あなたはだれにむかって このように行われたのですか。 女は自分の産んだ子、 その大事に育てた幼な子を食べるでしょうか。 祭司と預言者が主の聖所で殺されていいでしょうか。
 < 
2:21 老いも若きも、ちまたのちりに伏し、 わがおとめも、若人も、 つるぎで倒されてしまった。 あなたは、その怒りの日にこれを殺し、 これをほふって、あわれむことをされなかった。
2:22 あなたは、わたしの恐れるものを、 祭の日のように四方から呼び集められた。 主の怒りの日には、 のがれた者も残った者もなかった。 わたしが、いだき育てた者を わたしの敵は滅ぼし尽した。

* ----------------------------------------

哀歌 第3章  <  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66

3:1 わたしは彼の怒りのむちによって、 悩みにあった人である。
3:2 彼はわたしをかり立てて、光のない暗い中を歩かせ、
3:3 まことにその手をしばしばかえて、 ひねもすわたしを攻められた。
3:4 彼はわが肉と皮を衰えさせ、わが骨を砕き、
3:5 苦しみと悩みをもって、 わたしを囲み、わたしを閉じこめ、
 < 
3:6 遠い昔に死んだ者のように、 暗い所に住まわせられた。
3:7 彼はわたしのまわりに、かきをめぐらして、 出ることのできないようにし、 重い鎖でわたしをつながれた。
3:8 わたしは叫んで助けを求めたが、 彼はわたしの祈をしりぞけ、
3:9 切り石をもって、わたしの行く道をふさぎ、 わたしの道筋を曲げられた。
3:10 彼はわたしに対して待ち伏せするくまのように、 潜み隠れるししのように、
 < 
3:11 わが道を離れさせ、わたしを引き裂いて、 見るかげもないみじめな者とし、
3:12 その弓を張って、 わたしを矢の的のようにされた。
3:13 彼はその箙の矢を わたしの心臓に打ち込まれた。
3:14 わたしはすべての民の物笑いとなり、 ひねもす彼らの歌となった。
3:15 彼はわたしを苦い物で飽かせ、 にがよもぎをわたしに飲ませられた。
 < 
3:16 彼は小石をもって、わたしの歯を砕き、 灰の中にわたしをころがされた。
3:17 わが魂は平和を失い、 わたしは幸福を忘れた。
3:18 そこでわたしは言った、「わが栄えはうせ去り、 わたしが主に望むところのものもうせ去った」と。
3:19 どうか、わが悩みと苦しみ、 にがよもぎと胆汁とを心に留めてください。
3:20 わが魂は絶えずこれを思って、 わがうちにうなだれる。
 < 
3:21 しかし、わたしはこの事を心に思い起す。 それゆえ、わたしは望みをいだく。
3:22 主のいつくしみは絶えることがなく、 そのあわれみは尽きることがない。
3:23 これは朝ごとに新しく、 あなたの真実は大きい。
3:24 わが魂は言う、「主はわたしの受くべき分である、 それゆえ、わたしは彼を待ち望む」と。
3:25 主はおのれを待ち望む者と、 おのれを尋ね求める者にむかって恵みふかい。
 < 
3:26 主の救を静かに待ち望むことは、良いことである。
3:27 人が若い時にくびきを負うことは、良いことである。
3:28 主がこれを負わせられるとき、 ひとりすわって黙しているがよい。
3:29 口をちりにつけよ、 あるいはなお望みがあるであろう。
3:30 おのれを撃つ者にほおを向け、 満ち足りるまでに、はずかしめを受けよ。
 < 
3:31 主はとこしえにこのような人を 捨てられないからである。
3:32 彼は悩みを与えられるが、 そのいつくしみが豊かなので、 またあわれみをたれられる。
3:33 彼は心から人の子を 苦しめ悩ますことをされないからである。
3:34 地のすべての捕われ人を足の下に踏みにじり、
3:35 いと高き者の前に人の公義をまげ、
 < 
3:36 人の訴えをくつがえすことは、 主のよみせられないことである。
3:37 主が命じられたのでなければ、 だれが命じて、その事の成ったことがあるか。
3:38 災もさいわいも、 いと高き者の口から出るではないか。
3:39 生ける人はどうしてつぶやかねばならないのか、 人は自分の罪の罰せられるのを、 つぶやくことができようか。
3:40 われわれは、自分の行いを調べ、 かつ省みて、主に帰ろう。
 < 
3:41 われわれは天にいます神にむかって、 手と共に心をもあげよう。
3:42 「わたしたちは罪を犯し、そむきました、 あなたはおゆるしになりませんでした。
3:43 あなたは怒りをもってご自分をおおい、 わたしたちを追い攻め、殺して、あわれまず、
3:44 また雲をもってご自分をおおい、 祈を通じないようにし、
3:45 もろもろの民の中に、 わたしたちをちりあくたとなさいました。
 < 
3:46 敵はみなわたしたちをののしり、
3:47 恐れと落し穴と、荒廃と滅亡とが、 わたしたちに臨みました。
3:48 わが民の娘の滅びによって、 わたしの目には涙の川が流れています。
3:49 わが目は絶えず涙を注ぎ出して、やむことなく、
3:50 主が天から見おろして、 顧みられる時にまで及ぶでしょう。
 < 
3:51 わが目はわが町のすべての娘の最期のゆえに、 わたしを痛ませます。
3:52 ゆえなくわたしに敵する者どもによって、 わたしは鳥のように追われました。
3:53 彼らは生きているわたしを穴の中に投げ入れ、 わたしの上に石を投げつけました。
3:54 水はわたしの頭の上にあふれ、 わたしは『断ち滅ぼされた』と言いました。
3:55 主よ、わたしは深い穴からみ名を呼びました。
 < 
3:56 あなたはわが声を聞かれました、 『わが嘆きと叫びに耳をふさがないでください』。
3:57 わたしがあなたに呼ばわったとき、 あなたは近寄って、『恐れるな』と言われました。
3:58 主よ、あなたはわが訴えを取りあげて、 わたしの命をあがなわれました。
3:59 主よ、あなたはわたしがこうむった不義を ごらんになりました。 わたしの訴えをおさばきください。
3:60 あなたはわたしに対する彼らの報復と、 陰謀とを、ことごとくごらんになりました。
 < 
3:61 主よ、あなたはわたしに対する彼らのそしりと、 陰謀とを、ことごとく聞かれました。
3:62 立ってわたしに逆らう者どものくちびると、 その思いは、ひねもすわたしを攻めています。
3:63 どうか、彼らのすわるをも、立つをも、 みそなわしてください。 わたしは彼らの歌となっています。
3:64 主よ、彼らの手のわざにしたがって、彼らに報い、
3:65 彼らの心をかたくなにし、 あなたののろいを彼らに注いでください。
 < 
3:66 主よ、怒りをもって彼らを追い、 天が下から彼らを滅ぼしてください」。

* ----------------------------------------

哀歌 第4章  <  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22

4:1 ああ、黄金は光を失い、 純金は色を変じ、 聖所の石は すべてのちまたのかどに投げ捨てられた。
4:2 ああ、精金にも比すべきシオンのいとし子らは、 陶器師の手のわざである土の器のようにみなされる。
4:3 山犬さえも乳ぶさをたれて、その子に乳を飲ませる。 ところが、わが民の娘は、 荒野のだちょうのように無慈悲になった。
4:4 乳のみ子の舌はかわいて、上あごに、ひたとつき、 幼な子らはパンを求めても、これに与える者がない。
4:5 うまい物を食べていた者は、 落ちぶれて、ちまたにおり、 紫の着物で育てられた者も、 今は灰だまりの上に伏している。
 < 
4:6 わが民の娘のうけた懲しめは、 ソドムの罰よりも大きかった。 ソドムは昔、人の手によらないで、 またたくまに滅ぼされたのだ。
4:7 わが民の君たちは雪よりも清らかに、 乳よりも白く、 そのからだは、さんごよりも赤く、 その姿の美しさはサファイヤのようであった。
4:8 今はその顔はすすよりも黒く、 町の中にいても人に知られず、 その皮膚は縮んで骨につき、 かわいて枯れ木のようになった。
4:9 つるぎで殺される者は、 飢えて死ぬ者よりもさいわいである。 彼らは田畑の産物の欠乏によって、 刺された者のように衰え行くからである。
4:10 わが民の娘の滅びる時には 情深い女たちさえも、 手ずから自分の子どもを煮て、それを食物とした。
 < 
4:11 主はその憤りをことごとく漏らし、 激しい怒りをそそぎ、 シオンに火を燃やして、 その礎までも焼き払われた。
4:12 地の王たちも、世の民らもみな、 エルサレムの門に、あだや敵が、 討ち入ろうとは信じなかった。
4:13 これはその預言者たちの罪のため、 その祭司たちの不義のためであった。 彼らは義人の血をその町の中に流した者である。
4:14 彼らは盲人のように、ちまたにさまよい、 血で汚れている。 だれもその衣にさわることができない。
4:15 人々は彼らにむかって、「去れよ、けがらわしい」、 「去れよ、去れよ、さわるな」と叫んだので、 彼らは逃げ去って放浪者となったが、 異邦人の中でも人々は「もうわれわれのうちに 宿ってはならない」と言った。
 < 
4:16 主はみずから彼らを散らして、 再び彼らを顧みず、 祭司を尊ばず、 長老をいたわられなかった。
4:17 われわれの目は、むなしく助けを待ち望んで 疲れ衰えた。 われわれは待ち望んだが、 救を与え得ない国びとを待ち望んだ。
4:18 人々がわれわれの歩みをうかがうので、 われわれは自分の町の中をも、 歩くことができなかった。 われわれの終りは近づいた、日は尽きた。 われわれの終りが来たからである。
4:19 われわれを追う者は空のはげたかよりも速く、 彼らは山でわれわれを追い立て、 野でわれわれを待ち伏せる。
4:20 われわれが鼻の息とたのんだ者、 主に油そそがれた者は、彼らの落し穴で捕えられた。 彼はわれわれが「異邦人の中でも その陰に生きるであろう」と思った者である。
 < 
4:21 ウズの地に住むエドムの娘よ、 喜び楽しめ、 あなたにもまた杯がめぐって行く、 あなたも酔って裸になる。
4:22 シオンの娘よ、あなたの不義の罰は終った。 主は重ねてあなたを捕え移されない。 エドムの娘よ、主はあなたの不義を罰し、 あなたの罪をあらわされる。

* ----------------------------------------

哀歌 第5章  <  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22

5:1 主よ、われわれに臨んだ事を 覚えてください。 われわれのはずかしめを顧みてください。
5:2 われわれの嗣業は他国の人に移り、 家は異邦人のものとなった。
5:3 われわれはみなしごとなって父はなく、 母はやもめにひとしい。
5:4 われわれは金を出して水を飲み、 価を払って、たきぎを獲なければならない。
5:5 われわれは首にくびきをかけられて追い使われ、 疲れても休むことができない。
 < 
5:6 われわれは足りるだけの食物を獲るために、 エジプトおよびアッスリヤに手をさし伸べた。
5:7 われわれの先祖は罪を犯して、すでに世になく、 われわれはその不義の責めを負っている。
5:8 奴隷であった者がわれわれを治めるが、 われわれをその手から救い出す者がない。
5:9 われわれは荒野のつるぎのゆえに、 おのが命をかけて食物を獲る。
5:10 われわれの皮膚は飢餓の激しい熱のために、 炉のように熱い。
 < 
5:11 女たちはシオンで犯され、 おとめたちはユダの町々で汚された。
5:12 君たる者も彼らの手でつるされ、 長老たちも尊ばれず、
5:13 若者たちは、ひきうすをになわせられ、 わらべたちは、たきぎを負って、よろめき、
5:14 長老たちは門に集まることをやめ、 若者たちはその音楽を廃した。
5:15 われわれの心の喜びはやみ、 踊りは悲しみに変り、
 < 
5:16 われわれの冠はこうべから落ちた。 わざわいなるかな、われわれは罪を犯したからである。
5:17 このために、われわれの心は衰え、 これらの事のために、われわれの目はくらくなった。
5:18 シオンの山は荒れはて、 山犬がその上を歩いているからである。
5:19 しかし主よ、あなたはとこしえに統べ治められる。 あなたの、み位は世々絶えることがない。
5:20 なぜ、あなたはわれわれをながく忘れ、 われわれを久しく捨ておかれるのですか。
 < 
5:21 主よ、あなたに帰らせてください、 われわれは帰ります。 われわれの日を新たにして、 いにしえの日のようにしてください。
5:22 あなたは全くわれわれを捨てられたのですか、 はなはだしく怒っていられるのですか。
* ----------------------------------------

終結  < 
































Lamentations

Bible - Japanese Colloquial (JCO)